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アイランダー。 [呉本くれぼん]

今日明日と、池袋で開催中の「アイランダー」。
北海道から沖縄まで「島しょ部」のプレゼンテーションです。
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こちらに、広島県から、江田島能美島も出展とのことで
ごあいさつしてきました!
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めっちゃ元気な面々。
目下、わたしが取り組んでいる「江田島本」で
たいへんお世話になっている方々です。

江田島本とはいったいなんぞや?・・・ですよね。
昨年発刊して無事?一周年、一歳を迎えた「呉本」の姉妹本、
というか、別冊にしようと思っているのですが、
「江田島」の本を、来春、早春に発刊予定できりきり舞いしています。

書く、という行為は、結構孤独です。
けれど、孤独では見失う視野を取り戻したく、アイランダーはグッドタイミング。
実際にお世話になった方々のお顔を拝顔すると、
「ああ、この人のためだけでもいい、がんばろう」と思えるのです。

自分の軌道を修正するためだったかもしれない。

笑顔を向けてくださることに涙が出ます。

期待されている・・・とまでおこがましくは言えないけれど、
存在する意味に確実に応えるため、わたしはわたしである以外の選択をしない。
どこぞの忖度なく「わたしである」文章を綴ることが命題です。
あれ、あそこは本当にわたしだろうか。
・・・そんな疑問の一部の隙もなく、書かなければならない。

同一視するのはおこがましいのですが、以前取材で、
わたしも大好きな野田秀樹氏が、「書くのは孤独です、が、
孤独の瞬間もなければなりません」と仰っていたのを思い出す。
孤独は決してマイナーな現象ではない。
贅沢、といっていいほどのもの。

まだまだ迷う、どう記すべきか自分に問う個所はたくさんあります。
それでも。
命を削ってでも書くことが、至福なのです。

どうしてほしいかを求めるより、
なにをしてあげられるか、自分になにができるかを考えるほうが、
よっぽど健全で、自分に合っている。

この信条をいつまでも透明に持ち続けたい。
なかなか難しいでしょうけれど・苦笑。

今日の笑顔を最高のプレゼントに、ガンバりたいと存じます!









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江田島本のデザイン開始。 [呉本くれぼん]

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次の『呉本別冊 江田島本』に向けて、デザイナーさんとの初回打ち合わせ。
『呉本』と同じ、(有)1ミリの古谷聡さんはいけめん。
お願いしたら、ご快諾いただきました。

お会いするのは呉本以来だから、1年ぶりくらい?
待ち合わせで顔を合わせたわたしの第一声、
「西島秀俊度が上がってませんか!?」。

ねー、似てると思いません?
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この方が呉本の装丁と、中身の本文のデザインをしてくれています。

わたしは古谷さんのデザインをとても好ましく気に入っています。
誠実で、清楚で、折り目正しき中にハッと色を混ぜてくるような。
こちらを、あはっと、させてくれるような。

呉本の表紙に、わたしはほぼノーオーダーでした。
「お任せしていいですか・・・?」
そのときのわたしは文章以外考えられなかった。
書いたすべてのフレーズを思い出し、「あそこ直したほうがいいのかな」
「あの文はテニヲハがおかしいんかな」「あの文はわたしの本心だろうか」と、
ごちゃごちゃ状態で、丸投げしてしまった。

数日後、彼がわたしに見せてくれた表紙のデザインは、2案。
ほとんど一瞬で。
「こっち」。
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即断でした。

呉本の装丁には彼のこんな思いが込められています。
「丸古さんが、なにも知らないイチから調べ始めたことから基調は白。
そして呉には海からくる青が連想される。すこし淡く水色に」。
体当たりで書いたことも、水色の「くれぼん」の大きな字で表現されている。
そう、「ちょうちょ人間」に靴を履かせてくれたのも古谷さんです。

中面の文章のデザインも、きめ細やかです。
コラムや余談や後日談みたいな挿話がわたしのは多いんだけど、
きちんと交通整理をしてくれる。
目次の立て方なんかもアドバイスしてくれます、
彼自身が「1ミリ」という「出版者」さんだし、編集力がある。

「江田島本のイメージは〇〇色、それも〇〇したような」。

と。
たったそれだけのオーダーで、「わかりました」と、今日も。

神ですね、神。救いの神。わたしは本当に周囲の方々に恵まれている。

あとは・・・、わたしも命のギリギリまで原稿に向き合う。
取材を終え、ひととおり書き、お相手の校正も戻ってきて、再度検証する、
ここからが書き手の本番です。
いまが一番苦しい時期。あがく時期。もがく時期。食いしばって食い下がる時期。
ぬおーっ!

越えていく。
ちょうちょ人間の羽根をバッサバッサさせながら地べたをインチキせず丁寧に。

『江田島本』も楽しみにしていてください、来年の早いうちです。
レールに乗っけちゃったもんな。

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くれぼん呉本、一歳。 [呉本くれぼん]

本日、『呉本くれぼん』が一歳になりました!
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昨年の11月14日。この子たちが大挙してうちに来ました。
果たして受け入れてもらえるだろうか、読んでもらえるだろうか。
不安しかありませんでした。
昨年の明日、できたばかりの呉本を抱えて呉に帰りました。
緊張で心臓も指も震えていました。
それでも、「おおー、できたねー」「こりゃ太いね、立派だね」
「いい表紙だねー」「いよいよじゃね」「サインしてーや」と。
関わってくださった方々、幼なじみや知り合いのみなさん、
たくさんの言葉をもらい、すこしずつ、実感が湧いていきました。

飛び込み営業のゆめタウン呉啓文社さんをはじめ、
いまでは、澎湃館さん、大和ミュージアムさん、呉マリンさんに、
置いてもらっています。ジュンク堂書店広島駅前店さんにも。
東京では、ひろしまブランドショップTAUさん。

もちろん、アマゾンでも発売中!  https://amzn.to/2WR5Iai

大量買いをしてくださるお得意様もあり、今年3月に重版。
呉本のファン、と言ってくださる方もある、すごく心強い。
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あと、これだけ。
これだけ送り出すんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
よろしくお願いいたしますっ!

どうもわたし、宣伝活動が得意じゃないのだけれど、
それでも、こんなわたしと呉本を応援してくださる方々のおかげで、
じんわりじんわり愚直にじっくり、インチキなしの地道を歩んでいる。

ロゴマークの「ちょうちょ人間」ね。靴を履いているでしょう?
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羽根があるのにね、この子は地べたを歩くんです。
子どもの頃のわたしの落書きをそのままトレースし、
デザイナーさんが靴を履かせてくれました。
「この子はこれから歩いていくんだから」って。脱げないようストラップもある。

羽根はあるんだよ、わたしにも、背中にね。
だけど、しっかり歩いていくんだよ、インチキしないでね。
にこにこしてね、手を大きく広げて。カニみたいな手だけどね・苦笑。

どうぞどうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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呉旅報告④チャリティ、and more。 [呉本くれぼん]

さてさて最後のご報告です。

このたびはもう一つお仕事があって、
それが、東京のチャリティボーリング大会で集まったチャリティ金を
呉市長にお渡しするものでした。
今年6月、東京某所で開催された、
有名な漫画家の藤沢とおる氏主催のボーリング大会。
プロボウラーに一投お願いしたら1000円のルールでチャリティ金を集め、
昨年の豪雨被害に遭われた呉市に贈ってくださいました。
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市長チャリティ金.jpg
この2枚の写真、素敵じゃないかな、流れがわかる!

無事にお渡しし、特使の初仕事・笑。

あとはね。

ふうちゃんと呉本.jpg
呉市役所の一階の協働センターにくれシェンドの小野さんをお訪ねして、
こんなうれしいディスプレイを発見。ふうちゃんと一緒だ!
小野さんとはこれからの呉のこといろいろ企みたいねってお話しました。

あと、あとはね。

高橋さんと河口さん.jpg
呑んだり、
若狭とともちゃん.jpg
呑んだり、
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呑んだりしていました!

帰呉のたびに全力疾走。このたびも満載。

ああ、次の帰呉が恋しいね。

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呉旅報告③くれ観光特使と、フラ。 [呉本くれぼん]

『くれ観光特使』なるものを拝命しました。
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呉のことをおおいに自慢してピーアールする役目です。
こんな名刺をいただきました。
呉市キャラクターの「呉氏」に吹き出しを入れてもらった特注版!
特使名刺表.jpg
名刺裏.JPG
裏面がミソです。
特使の名刺を持っていくと、呉市の12施設が入場無料になります!
割引じゃなくて無料というのは珍しいそうですよ、お得でしょ!

わたしを推薦してくださったのは、くれ観光特使としての先輩で、
前呉総監の池太郎氏。
こんな、海の者とも山の者ともわからない一塊のフリーライターを
全力で応援してくださる池氏は大天使です。

前夜には、わたしがお世話になった方々に声をかけ、
素晴らしい宴会も開催してくださいました。
祝宴集合写真.jpg
こんなにまでしていただいて・・・、恐縮しきり。
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鎮守府ができて130周年の記念ラベルの千福と、
呉で幹事を引き受けてくださったミワさん手作りの花飾り。
「フラをされていると聞いたから」。
色染めからハンドメイドなんだって。すごい、なんて器用なんだ。

なので。
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お礼になるかわからないけれど、お花をつけて、フラを一曲。
ぐでんぐでんに酔っぱらう前だったからよかった・笑。

それで。

「明日も踊ろう」。

なんとわたくし、市長室でも踊りましたとさ!
拝命したお礼というか、お近づきの印?というか、委嘱状を拝受した直後。
池さんの「丸古さんはフラを踊るんですよ」の合図で、「はいっ!」。
昨夜ミワさんにいただいた花をさっとつけて、パンプスを脱ぎ捨てる!
市長、ポカーン( ゚д゚)・・・しとられました・苦笑。

市長室で踊った人なんていないよ、歴史だよって。
まあ。
いないでしょう、そんな人! いないよっ、いないっつの!


『今日は、お忙しくお疲れのところ、素晴らしい時間を一緒に
過ごしてくださり、本当にありがとうございました。
呉本は一人ではなしえないものでした、みなさんのおかげです。
本は、発刊されると著者の手を離れるといいますが、
この呉本は発刊してもなお、わたしに多くを教えます。
いかに多くの方に導いてもらったか、惜しみない力を与えてもらったか、
そして、まだまだ自分がいかに未熟であるか。
母校での講演のきっかけまで。しぶとくわたしを鍛えます。
これからもしぶとく地道にがんばります。
どうぞ、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。』


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呉旅報告②江田島で観閲式、江田島本の仕込み! [呉本くれぼん]

さて。
続いてのご報告は、江田島関係。
現在『呉本別冊・江田島本(仮)』の準備をしています。

おお、江田島に手を出してしまいましたよ・・・。
これまた、呉に負けずとも劣らない歴史と恵みの宝庫。

自衛隊記念日の式典というものに初めて参列させていただきました。
自衛隊は昭和29(1954)年7月1日に発足。
でも、記念式典が秋に行われるのは、
7月という時期は台風など自然災害が予測され、救援活動が考えられるからです。
この時期、全国各所の自衛隊関連施設で式典が催され、
関係各位の方々はあっちこっち飛び回っているみたい。
写真ブレブレですまないがっ。
観閲式整列.JPG
参列者が会場に着くずっとずぅっと前から整列していました。
第1術科学校と、幹部候補生学校の生徒さんたちです。
江田島での式典の目玉は、観閲式。生徒さんの日ごろの訓練の成果を見る意味で、
大行進が行われます。
観閲式旗.JPG
これまで指揮官が率いていたけど、今年は、率いる役目から全員が生徒さんだそう。
観閲式音楽隊.JPG
音楽隊は、呉総監部のプロフェッショナルたちです。

写真がねー、悪いね・汗。
わたしは参列の末端にいるべき者なので、
列の一番後ろから両腕を高く上げてフィルター覗かず撮るしかなくて!

こういう行進を見ると、かの国の軍隊とか想像する人もいるかもしれない。
違いはね。

彼らの顔です。

グッと真一文字にクソまじめな一途さ。まだまだ勉強中の彼ら。
苦しい厳しい訓練に喰らい付いている真っ最中。

江田島本のためにインタビューさせていただいた第1術科学校校長が
むっちゃくちゃ厳しい澄んだ声で総指揮を執るんだけど、
いやーん! わたしがインタしたときはあんなにまろやかだったのに!
切り替えの美しさは最高級です。
こ、こわっ!・・・とさえ思った、直後、
懇親会でバッタリお会いしたときは、「あれ、こんにちは!」と、
満面の笑みで握手してくれました。

新しく就任された幹部候補生学校の校長にも表敬。
もらいましたよ、コマンドコイン! 呉総監部に続いて2個目。
コマンドコイン.JPG

この日、江田島では、「オータムフェスタ」と称し、島民、観光客の方々も、
大勢が敷地に来られていました。んもう、屋台に、ステージに、花火に、にぎやか。
いつものピリッとした空気は身を潜め、開放感にあふれたぐちゃぐちゃがまたいい。
海自と市のコラボを叶えた市長さんもうれしそうににこにこでした。

翌日。

江田島本の原稿校正を回収しに、再びフェリーで小用港へ。
ずっとバックアップしてくださっている市の畑河内さんと、
コバユカちゃんこと小林さんが、すでに待っていてくれました。
もう何度目の江田島だろう、今年は可能な限りに足を運びました。

「出来上がるのが楽しみですよ」と畑河内さん。
「やさしい言葉で読みやすいですよ」とコバユカちゃん。
うれしいっす・・・!

原稿内でまだ謎が残っていた部分を探しに、沖美町までドライブ。
「あれー、この辺だったんだけど・・・」というわたしのうろ覚えを、
お2人は見事に探し当ててくれました。
「ここだ、ここだ」。再発見、なんて素敵なんだ、これぞ探究。
あきらめないぞ。
面白いのが、場所は再発見したけど、その場にまつわる謎はまだあることです。

あきらめないぞ。

最後の最後まで全力でがんばります。

沖美の海.JPG
沖美町のキラキラの海。がんばるねって海に言って、フェリーに乗るべく港へ。

もうね。

両手を大きくふりふりして「わーい」ってお別れするくらいの仲で、
わたし、とってもうれしかったです。

江田島本もがんばります。来年明けて2月末~3月頭の発刊予定です。
どうぞ楽しみにしていただけると幸甚です。


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呉旅報告①母校・呉宮原高校で講演デビュー。 [呉本くれぼん]

去る10月24日木曜夜~29日火曜まで、帰呉の旅。
幾つかご報告いたします!

まず大きかったのが、母校の県立呉宮原高校での初講演。
「講演」なんて偉そうに言っていいのかな!?ドギマギ。
お声がけいただいたのは夏のことで、以来、すこしずつ準備して。
何度も何度も原稿を書き直して、足して、引いて、また足して。
実際に自室で壁に向かって本気モードでしゃべって
「何分かかった?」「おっと結構かかってんな、ここ削るか」「うーん、削りたくないっ」
とか・・・やりました。

テーマは、野宮先生がつけてくださいました。
『楽しい探究活動の極意~人との出会いから生まれるもの~』
講演タイトル.jpg
す、すげ・・・でかでかと貼り出し。

このようなタイトルをいただいたのも、現在、呉の小・中・高校では、
地元を知る探究活動・フィールドワークが総合学習に取り入れられているからです。
いいなあ、わたしたちの時代はなかったよ。
だからわたしはふるさとのことをなにも知らないまま出てしまった。
こんなにもたくさんの歴史と想いと技術と暮らしが息づく、
日本でも「とっても稀な町・呉」だったのに。

「呉本は、いわばわたしの探究の報告書です」。
話を始めました。一年生196名、二年生196名、別々に計2時間。
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こんな感じー、緊張するに決まっている!
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一年生はそれでも、まだざわッとした空気で、初にしては緊張もまあまあ。
ところが二年生は実にクール。ほぼ無反応で緊張が半端ない。
途中何度も頭が真っ白になってトリップしかけたけど、踏ん張りました。
でも、あとからもらったアンケートには、わたしの言わんとすることが
彼らに伝わって(すくなくとも言葉としては聞いて)いたことがわかった。
講演後、校長室に待機していたら、時間オーバー気味に質問に来てくれた。
校長室.JPG
うれしかったよ、ほんと。
サイン.JPG
サインもしたりしちゃって・笑。

わたしになにが話せるだろう、たくさん考えていきました。
探究活動は、立派なテーマより、「知りたい」熱量のほうが大事なこと。
スマホは他人の探究結果で、あなたの探究ではないこと。
人に会いに行くこと、場を感じること、触れることの大切さ、驚き。
敬意を持つこと。
探究結果は多くの人とシェアできること。
呉は稀な町であること、お宝の山であること。
聞き出すより、聞き取ること。

それぞれの進捗を事前に先生に聞いていたので、内容は一部変えました。
これからテーマを決める一年生にはできるだけ多くの情報のヒントを、
すでにテーマを決めている二年生には出かけて人に会うことの重要性を。
そして、どちらにも、お話の最後の問いかけは、
「愛って、なんだと思う?」

ざわざわざわ・・・・。戸惑ったりクスッとしたりの素敵な空気。

「わたしはこう思います、愛は、耳を傾けること。そっと心で寄り添うこと」。
わたし自身の真実、ウケウリだけどネ、ずっと大事にしてる。

高校生のみんなに、人の、場の、モノの、歴史の、愛をいっぱい聞き取ってほしい。
寄り添ってほしい、心。

これからも関わらせていただくつもりです。
もうね、高校生とコラボしてね、次の呉本第二弾にするんだ!

宮原高校、ありがとう☆彡

で。
なんで講演中の写真があるかっていうと、綾ちゃんが見に来てくれたから。
んもう、参観日、だよね、わたしの!
綾ちゃん.jpg
綾ちゃん、ありがとう!


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