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マリコのように。 [つれづれ]

弱音を吐いてご心配いただきました左胸の肋骨の痛みは、
徐々に引いてきました。もう、…っつう!てな痛みは激減。
代わりに・・・軽く腰痛。右が。
はあー。
たぶん、無理くりな体勢でお風呂場の壁をガシガシしたせいです。
バスタブを挟んで向こう側の上のほうに、おっ、なんじゃありゃな黒点。
普段の日々の飛び散りがカビになったんでしょう。
ガシガシしたる、と、意気込んだはいいが、バスタブの向こう側。
中に入ればよかったんだよね、ちょっと横着したんよね。
変な体勢はやっちゃいかんです、本当に。

と。

いうわけで、ぼっち年末年始に、ぼっち掃除をボチボチ進めています。
時間はたっぷりある。
なのに。

どうも気が急くというか、ちゃっちゃっと終えたいと思ってしまう。
始める前は、掃除機をかけて、マイペットで拭いて(お気に入り)、
あ、あそこも、お、こっちも、やるよねー、普段すっ飛ばしてるとこ、と。
思うのですが。

いざ始めると、んもー、早く終わらんかいっ!?と、
普段のと同じミス(見て見ぬふり)しかける。

そんなときのおまじないが。

「マリコのように、マリコのように、マリコのように・・・」

『科捜研の女』のマリコです。
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マリコの冷静沈着な丁寧さに憧れる。

マリコのように、ひとつずつ拭くんだ。
マリコのように、丁寧にものを置くんだ。
マリコのように、こっちを動かすときは、あっちはちゃんと置くんだ。
両手で一度にしようとはせず、マリコのように、ひとつずつだ。
マリコのように、マリコのように、マリコのように・・・。

このおまじない、効いたかなあ・苦笑。

科捜研の女が大好きです、てか、沢口靖子さんがめちゃ好き。
「へえ、丸古さんにしては・・・」とよく言われます。
わたしは美男美女ではなく芝居の好き嫌いで役者を選ぶ傾向。
それを知っている周囲の方々は、へえ、と言うのです。
あのね、めっちゃきれいなだけ(失礼!)だけど沢口靖子は別格。
この人の透き通り方は半端じゃない気がして。
科捜研の女は録画で観ますが、たいがいラスト5分は捨てる。
お決まりの「お涙頂戴」は嫌いだから。
だって、マリコ、たいてい泣くんだもん!
視聴者を感動させる以前に、自分が泣くんだもん、マリコ!

ああ、ゲストで共演する方々は、面と向かい度肝を抜かれることでしょう。
こんなにも本気な人間がこの世にいるのかと。

以前、一度だけ沢口靖子さんの舞台を見ましたが、
生のステージでもお構いなしにラスト付近で涙ぽろぽろでした。
思いました。
この人は、芝居の良し悪しではなく、「存在してくれれば良い人」だと。
この人がここにいることがもっとも大事な現象なのですよ。

いやー、ぼっち掃除から、沢口靖子論かいっ。

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新月。 [つれづれ]

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今宵は本年最後の新月。

残念ながら東京では雲が空を覆い、
新月のせいなのか、雲のせいなのか、わかりませんが。
わたしは新月に生まれた、なので、新月には想いがあります。
どんな想いか?

それは・・・よくわかりません。

新月前夜に『江田島本』となりゆく原稿を、
信頼するデザイナーさんに納め、いま、帯を考えています。
自分で自分をアピールするのがちょっと苦手です・汗。
こんなんじゃいけないんだろうけれど。

なんだろう、あの島に感じたことは、なんだろう。
なにを書いたろう、わたしはなにを書いたのだろう。
無意識のフワフワする中に、どれかのフレーズが思い出される。

書いたすべてのフレーズを余すところなく思い出せるほど、
書いては眺め、眺めては書き直し、もとに戻し、また修正する。
繰り返しです。
書くことに数学のような正解はありません。
そして、なぜだかこのブログの背景音は、レディーガガです・笑。
それも、 Alejandroとか、 Applauseとか。
Alejandroは衝撃的ですね・笑。

ちょっと前までレディーガガなんて知らなかったのにね。
この人の全身全霊には驚かされます。

いえ、話は、新月。

ここから新しく積み上げていくタイミングなので、
貯金とか勉強を始めるとかに向いていると言われます。

わたしはなにを積み上げていこうとしているのか。
積み上げて崩れはしないか、バベルのように。
常にわたしを襲う自己から来る不安です。

それぞれの地にて、みなさま、新月を味わってくださいね。
なにもない。
明かりもない。
それはとても貴重な体験です。

♪なんにもない なんにもない まったくなんにもない
うまれた うまれた なにがうまれた
星がひとつ くらい宇宙に生まれた
星には夜があり そして朝が訪れた
なんにもない大地に ただ風が 吹いてた

『はじめ人間ギャートルズ』のエンディング。
この歌詞、真理だと、子どものころから思っていたのよ、ふふふ。


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江田島本の原稿入れ。 [呉本くれぼん]

久々のブログ更新です。
本日、『江田島本』の原稿をデザイナーさんに入れました。
ここから、中面のデザイン、装丁などが始まります。

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まだ新しい子は生まれていないから・・・笑。
けど、呉本の【きょうだい】になります。

今年2月から取材をはじめ、可能な限りに島へと渡りました。
東京から帰呉し、滞在するのに、そこそこ出費もあるので・汗、
なかなか頻繁とはいかなかったけれど、そのぶん、
地元の方々の心強いご協力に支えられ、励まされました。

たったこれっぽっちの勉強で大丈夫だろうか――。

いえ、手を抜いたわけでは決してないけれど、モノを書くということには、
常に「不安」の心境がつきまとう。
不安はどこからやってくるのか、自分の無知からやってくる。
そのことは呉本の頃からじゅうぶんに理解している。

ただ、会ってくれて、話してくださった方々のぶんだけでも。
世に送り出したい。
わたしに語ってくれた尊い言葉たちを、みなさんにお届けします。

江田島はとても豊潤です、土地も、景観も、人も、匂いも。

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10月からは、東京・市ヶ谷の防衛省内「三陽堂書店」さんでも
取扱が始まりました。

1年だよ。

1年経って、やっと、ね。こういう幸運に恵まれることもある。
内容に鮮度はもちろんあるけれど、多少の時を経ても読んでいただける本。
そう、すこしずつ、思えるようになりました。

呉本と、きょうだいの江田島本と、セットでよろしくお願いいたします。
随時、進捗をお届けいたしますね。チェキら★


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月。 [つれづれ]

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今宵は居待ち月。
やや遅く出てくるので居て、つまり座って、待つのがちょうどいいと。

月は本当に不思議ですね、毎晩姿を変える。
しかも微妙に、絶妙に、ほんのすこしずつ。

そんなに月に詳しいわけじゃないけど、
太陽も好きだけど、
月の変貌にはしばし気持ちを取られて気になる。

http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm
月齢カレンダーのサイトです。
これで、自分が生まれたときの月齢が計算できます。

このサイトによると、わたしは新月生まれ。

なにもない、月の光のない(つまり太陽の反射のない)日に。
生を受けた。

ちょっと特別な感じがするのですよ、特別でもないのだろうけれど。
新月の日は、そうと知らず心のざわめくケースがままあります。
まま、ある、程度ですけれどね。
満月より、真の闇の新月にわたしは惹かれる。

ぜひご自分の月齢を計算してみてください、結構楽しいから。

昨夜はぽろぽろ涙をこぼして泣きました。
ときどき泣かないと、心身が満杯になってしまう。
涙は、ほうっておいて乾燥しないのだそうです。
流さなければ、ずっとカラダに、ココロに、溜まってしまうのだと。
なので、タイミングがあれば躊躇なく流したほうがよいです。
発散してください。

辛いとか、悲しいとかで、泣くのではないのです。
放電というか、ね。
わたしは望むと望まないに関わらず、持て余すのですよ。
村上春樹っぽくてやだなー・笑。

村上春樹は青春でしたね、まさしく青春。やや遅かりしの。
もう読みません、しんどいから。
でも、いずれ読み返すのだろうな。

ちなみに、わたしが最初に触れた春樹節は、
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」でした。
あれ?
タイトル、合ってる?


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