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大事なこと。 [呉本くれぼん]

令和二年、2020年に入って、一月。
なんか長い・・・、一月が長いぞっ。
いきなりトップギアで今年が始まっている。

仕事始めが、デザイン学校での講演だった。新しいことをさせてもらってる。
通常のライター仕事で山形に行ったり、いろんな職の人に会ったり。
三連休の「せとうちグルメフェス」ではマイク持ってステージで呉本アピール。
思いがけず呉氏とコラボデビュー。
んで、フラのステージで踊って、すごく楽しくて、新曲にも入った。
先日は「江田島ファンクラブ交流会」に初参加。
来月末発刊『江田島本』の事前プレスの機会をいただいて。

通常のライター仕事で稼ぐって活動はすくないんだけど・汗、
(営業しなきゃ! 稼がな! )
新しいことにドバンと体当たりしている。

そうした中で、ふっと気づかされてドキリとする、大事なこと、いろいろ。

呉本も、江田島本も、いまのわたしは「過去から現在」を探っている。
過去にふるさとでなにがあったかを、語り継ぐことはできないかの格闘。
残さないと、残らない。
わたしの手はちいさくて非力で微力であるけれど、それでも、
なにかできないかと「継ぐ人を継ぐ」というつなぎ目の使命を勝手に抱いている。

けれど。

伝統はなにも過去からに限らない。
いま、始まることも、ある。

あるとき、気づかされたんだ、今年に入って。
あるひとが言ったんだ、わたし、どきりとした。
そうだ、その通りだ、そこにもちゃんと目を凝らさなければって。
新しいことも歴史には必要だ、ここから始まるなにかがある、
それが続いていくかはどうかは、いまと、後の人が決める。
あるときふと、気づく、残っていくんだなと。
そう気づくまでには、インチキなしの一歩一歩の積み重ねしかない。

大事なこと。気づいてよかった。

浮足立っていたかもしれない令和二年の足を、わたし、着地させる。
ちょうちょ人間は羽根があるくせに地面をてくてく歩く生き物なんだ。
バッサバッサさせながら、てくてく。
地べたをインチキなしに歩く(ときに意識は俯瞰させて)。

大事なこと、耳に入るもの、目に留まるもの。
どきりとするには理由がある。わたしの理由がある。
大事なこと、大事にしよう。
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ちょうちょ人間の羽根にも見えなくないなって思った正月の雲。

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新月に、MOON。 [タロット]

今宵は新月です。
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月の動向はカレンダーでチェック。

たまにタロットを引きますが、本日はたまたまMOONのお出まし。
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MOONのカードは非常に難しいのですが、
わたしは、好きです。
これが出ると、未知のことへと動かねばならないのだと、
気づかされるから。
これまで幾度かチャンスはあっただろうに、踏み込まなかった領域に、
いまこそ行ってごらん、と、やさしく促される。

まあ。
本来は、まったくやさしくないのですが。
気分的に「やさしく促される」と認知して、だからやれるのだと。

こういうものに半信半疑、好き嫌いもあるでしょう。
しかし、わたしは、いろいろ勉強してきた中で、タロットだけは、
なんだか不思議と身近にあるのです。

わたしが使っているのは、トート版、あるいはクロウリー版と
呼ばれるもの、メジャーではないけど、ままあるカードです。
最近は個人の好き勝手にカードを作る人も多いようですが、
古来の伝統を継ぐものを使うほうが良いと、個人的には思います。
クロウリーはマイナーならがら古来のものです。
一般的なのは、ライダー版でしょう。
ライダー版からの派生は多くあります。
あるいは、マルセイユ版もメジャーですね。
わたしはライダー版もマルセイユ版も持っていて、やりますが、
やはり、クロウリー版がよいですね、個人的に。

MOONは、月、という名の通り、自分の無意識に入らせるカードです。
無意識は、未知の領域。
未知を怖がらなくてもいいんだよと。言い聞かせるがごとく。
たまにこうして向き合うのは、良いですね。

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文京シビックホールで踊ってきました。 [フラ&タヒチアン]

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文京シビックホールにて、本日無事に踊ってきました。
美人のNANA先生を含めワヒネ7人。
お互いの存在を感じつつ、大きなステージいっぱいに広がって。
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わたしは、チームプレイが苦手です。
それは子どもの頃から理解していました。
けれど、フラは群舞なのです。
完璧なるチームプレイ、全員で一個の踊りになる。

「わたしに揃えて」とか「わたしが基準」とかない群舞。
あるとすれば、センターのNANA先生の動きをしっかり見ること。
わたしは本当の本当に幸いなポジション、NANA先生のすぐ右側。
視界に常に彼女をとらえ、完コピすべく最大限に努めます。
もちろん、完コピなんてできないんだけれど、一歩でも近づくように。
そして、ラインが重なる左側の同ポジションのかなちゃんを感じ、
同じ右側にいるもえかとあゆみを感じる。

わたしは、チームプレイが苦手なのです。
なのに、フラだけは、チームプレイを志す。
完全にみんなの一部になりたいと思う。

今日のステージはとても楽しかったです。
この曲をすこしずつ踊り慣れてきたこともあるし、
仲間たちが見に来てくれたことも励みになった。
個人的にはいままでと違うツケマを試してよかったしね。
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どんなもんでしょ・笑。

個人プレイが基本の自分が、こんなにもフラに惚れ込み、
みんなで踊りたいと願う、それがとても不思議で有難く思います。
仕事でも、友人でもない、不思議なコミュニティ。
大事なコミュニティ。
なぜフラを始めたのかしばしば質問され、いつもうまく答えられません。
けれど。
わかっているのは、楽しい、ということ。
成長できる、ということ。
もっとうまくなりたいと願える、ということ。

すくなくとも。

フラを始めてから身長が一センチ伸びたんだよ。これって。
曲がっていた骨が正しく伸びたってことよね。



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江田島本の初校チェックが佳境。 [呉本くれぼん]

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この2月末に発刊予定の『江田島本』。
目下、初校チェックが佳境です。

チミチミとページを繰りつつ、これまでにいただいているお相手の直しと
付け合わせ、自分の文章とも改めて向き合う時間。
BGMは、綾ちゃんにもらったDJミックス。

デザイナーの古谷さんに流し込んでもらった「ほぼこの状態で本になるよん」
という形での確認作業です。
写真や、全体のバランス、なんかも客観的に見つつ、
けれど、おおかたは、自分の文章との新たなる対面であって。

すごくがんばったつもりでも、がんばりきれていない部分が、
丸裸になったみたいに見えてくる。ああ、あたしってば、みたいな感じで。
これ要らない。
要らない行だ。
そんなところもチミチミと削ったり。
直しのご苦労は古谷さんにもかけちゃうわけだけど、
妥協できない部分はチミチミと。チミチミと赤を入れていく。

一から書くのも身を削る作業だけれど。
こうしてチェックするのは輪をかけて削りますね。

思っていたよりページ数が増えました!
やっと半分くらいかな。

もちろん通常のライター仕事もしつつです。明日はフラステージだし。
飲みにも行きます、そこはやる。
そうして、また机に戻り、赤ペンを握る。
赤、ではなく、ワインレッドのペンですけれど。
どうも、黒ではなく青、赤ではなくピンクと、少しずれた色を使いたがる。
むかしから基本は「水色のペン」なので。

どれだけ多くの方に惜しみないご協力をいただいたか、
心の折り折りを話していただけたか、見守ってもらったか。
改めて向き合う時間。

書く、とは、晒すことである。
が、しかし。
晒す程度のバランスは図るべきである。

よぉくわかります、チェックしていると。

著書というものは、発刊すれば書き手の手を離れるもの。
本来、それが正しい距離感なのだと思うし、実際、そうです。
けれど、呉本のときは、発刊後もなお、
書き手のわたしにさまざまなことを打ち返してきました。
きっと。
江田島本もそうなるんじゃないかと、思います。
ただ。
いまから身構える必要はない。
それも、わかっていなければなりません。

あのね。

表紙のデザインをこないだ打ち合わせたのだけれど、かわいいです。
とっても、かわいいんです。

呉本の姉妹本となるこのコ、江田島本を、
どうぞよろしくお願いいたします。
もうちょっと待っていてください。来月末に生まれます。
うんうんと、いま、陣痛です。
陣痛が長いんですよ、本当の陣痛を経験したことはないけれど。
長い長い陣痛を乗り越えて、ちゃんと産みますから。

どうぞよろしくお願いいたします。




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せとうちグルメイベントで呉本完売! [呉本くれぼん]

東京の上野公園で金曜日から開催されている「せとうちグルメフェスタ」。
呉も出展するとのことで、行ってきました。
このたびの出展は、「制服のフジ」さん。
海上自衛隊の制服はもちろん、映画「この世界の片隅に」コラボグッズ、
一番人気の「呉氏」コラボグッズで盛り上がっているところです。
お声がけをいただき、『呉本』も置いていただきました。

で。
土曜日に納品し、今日日曜日。
なんと呉氏と同じステージでMCのお手伝いと相成りまして。
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「呉本を自分でピーアールしていいよ」との光栄なお言葉。

いやー、どうなるのかな?と思いましたが、なんか参入しちゃいました。

東京にも、「呉事務所」なるものがあるのです。
呉がね、東京でもガンガン、アピールをしているの。
呉事務所の方々とは「くれ観光特使」にならせていただく際、
お伺いして、いきなり懇親にならせていただきました。

「日曜の11時から呉氏のステージがあるから、自分でアピールしていいよ」と。
制服のフジの河崎さんにもお墨付きをいただき、はせ参じたわけです。
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非売品なんですよ!
このTシャツ!

いいな~ってずっと思っていましたが、初着用。
フェイクファーのコートの上からも着られるLサイズをお借りして。
あったかいんだ~、寒さは忘れちゃいました。

呉氏は、人気があります。
以前は、いわゆる「ゆるキャラ」好きな層だったそうですが、
「艦これ」の提督さんたちが、確固たる応援をしてくださるんです。

わたしは、不勉強ながら、艦これを体験していません。
ただ、『呉本』を書く際には、参考資料にて一冊購入、拝読していました。
これ、侮れません(そもそも侮る人はいないかもですが)。
わたしがながらく気づかなかった「呉沖海戦」についても記載がある本です。

集まった方々を「提督さん」と呼ぶことすら、ステージ上で気づかされました。
で。
「提督さんに読んでほしいんです、いっぱいレアなことを書いていると思います」と。
言いました。
すると。
ステージの効果は速攻。
終了後すぐに、『呉本』完売いたしました!

「読みますね」と、何人かにお声がけをいただきました。
サインもしたりして・汗。
「作家さんがいるなんてすごい」とも言っていただき、恐縮しきり。

うん。

艦これの提督さんが読まれて面白い記事もあるかと自負します。
いまも海底に眠っている戦艦大和の海底調査をされた方々へのインタビュー、
呉の造船史。そして、普通のガイド本には載っていない、
戦災跡をめぐるものもの。
亀山神社の焼夷弾の跡とか、『殉国の塔』とか、行ってほしいから。

わたし、呉氏が誕生したときは、「なんだこれ」って思いました、正直。
でも、いま、ここまでの人気を定番にしている。
呉氏の地道な活動の賜物だとわかります。それから、
艦これの提督さんたちのあたたかさ、マニア度。
勉強しようと思います、艦これのことも。

「新しいことも歴史には必要なんです」と。
呉事務所の方がおっしゃった一言が、胸に響いています。
わたしは往々にむかしの残すべきものをどう残すかに気持ちがありますが、
いまからの新しい歴史の築きの中に、それをどう伝えるのが最善なのか。
学びます。
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制服のフジさんのオリジナルバッジ。
これを今日も1日つけていました。

呉、なんですよ。どう転がっても、呉、なの。

愛情というより、執着です。
中心ではなく、俯瞰です。
それでも、これからわたしは、呉のこと、言いたいなって。
なぜなら、向き合う必要があると思うから。

提督さんたちのパワーに予想外に感銘を受け、気持ちを一新しました。

あ。

MC仕事とかするよー!

それと。

こないだのデザイナーのタマゴたちへの講義もだったけど、
一生懸命になるとわたし、顔が怖いのね・汗。

「笑顔」のレッスンしよう!
フラを踊ってるときの笑顔、あれだよ、あれ。
フラはこんなところにもわたしを励ます存在ですね。



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呉本で、講義。 [呉本くれぼん]

先日、お気遣いとネットワークが半端ない有吉社長(インテリア)に
お声がけをいただき、有吉社長が数年前から関わっておられる
東京都町田市にあるデザイン学校にて、講義をさせていただきました。
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インテリアデザインと、雑貨プロダクトデザインを志望する
若きデザイナーのタマゴたち。
この春から就職するとのことで、これがラストに近い講義になる。

事前に有吉社長より、春から社会人になる彼らのためにということと、
どういうデザインができるかではなく、どう「聞き取るか」にフォーカスを、と。
うん、なるほど。
そうだね、そこ、だいじだよね。

『呉本』を題材に、デザイナーのタマゴたちになにが言えるのか。
お声がけをいただいてからいろいろ考えましたが、意外とすんなりと、
「呉郷土資料館」を作るアイデアと、「オーラルヒストリー」を繋ぐアイデアを、
いただきたいなと、思いつきました。

生まれて初めてパワーポイントで資料を作り(年末年始にやることがあってよかった)、
講義のセリフは手書きで書く。

そう、なんでか。

昨年の母校での講演の際もそうだったけど、セリフは手書きなのよね。
打ち込んでプリントアウトした文字は目に入らない気がして。

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思ったんだけど。

わたし、好きかも。伝えるの・・・。

いやー、学生時代に教員の教育実習をしたときも感じたけど、
熱演しちゃうんです、伝えたいこと、いっぱい。いっぱい。
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この講義の贅沢な点は、学生のシンキングタイムに生演奏があること。
このたびはハープでした、アイリッシュハープという小型のモノ。
間近で味わい、堪能しました。またお会いして聞かせていただきたい。
こーゆーところにキャスティングができるのが、有吉社長の凄いとこなんです。

うれしかったのが。

『くれぼん』なんて、一都市の、ちいさな郷土史かも知れない。
確かに呉には特殊な歴史があるので、日本の縮図と言ってもよいのですが、
いまの若い方々に「呉本」はなかなか浸透させられません。
そこに、有吉社長が、
「丸古さんの質問の仕方が勉強になるんです、だから、うちの新入社員にも、
どうやって質問を重ねればクライアント(相手)のココロに入っていけるか、
それを学ぶために「呉本」を読めと言うんです」と、いうお言葉。

これは、本当に、うれしかったです。

わたしも、呉本をやって初めてわかりましたが、
聞き取ったお話を好都合にまとめる技術もライターには必要なのですが、
あえて、「どんなやり取りと紆余曲折でこんな話になったのか」、
「最期に一緒に撮る写真の表情が柔らかいのはなぜか」というところ、
プロセスに焦点を当てるやり方もあるんだ、と、本当に思った、

だからこそ、みっともなくても、自分を曝け出す書き方を務めたいと思う。
不勉強からどのように教えていただいたかのプロセスを見せる。
郷土史の全貌、あるいは一端を、伝えていく、
残していくことの(勝手な)使命感とともに、
「みっともないプロセスを包み隠さず書き出すことで伝えられることはなにか」。
そこに、わたしは尽くそうと思いました。

だって。

専門家でも、研究家でも、ないんだもん。

晒すしか、ないよね・笑。
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香りについての考察。 [つれづれ]

五感の中でわたしがもっとも信頼しているのは「触覚」ですが、
「嗅覚」も、二番手にできないくらい信頼しています。

感覚って基本的に、右半身の情報は左脳に、
左半身の情報は右脳に、届けられる。
けれど、嗅覚だけは、まっすぐ右は右、左は左に上がる。
スピーディなの、嗅ぎつけるって。

よく刑事ドラマとかで「鼻がきく」って「デカの勘」じゃない?
それくらい、嗅覚は脳にスピーディに、ほとんど本能とわたしなんて思う。

たとえば。
長くラベンダーの香りが苦手だった。
「ええ~ラベンダーが嫌いな人っているのぉ?」と知人女子に言われた。
おしなべてストレス解消、リラックス、安眠の香りだから、
万民が好きなんだと。男女もなく。
けれどあたしはずいぶん長いことラベンダーを避けていた。
なんか、かまわれたくなかった、って感じかも。
「かまってほしい」の裏返しだったかも。

ストレートにスピーディに情報が伝わる「嗅覚」の、
「記憶」に対する責任は重い。
ストレートにスピーディだから、「しってる、なんだっけこの香り?」と、
言葉に結ばれる前の感覚や感情を揺り起こす。
その香りから、切なくなったり、うれしくなったり、困ったりして、
なんで切なくなったりうれしくなったり困ったりするんだろうと記憶をほじくり、
「ああ、むかしの彼氏のコロンだ」とか。
「おばあちゃんちの匂いだ」とか。
「お母さんに叱られるときの匂い」とか。
あとから言葉をまとった記憶がよみがえって、そのときはもう、
ぞんぶんに香りをかいじゃってるから、仮想の感情から抜け出す一苦労。

しばらくは、レモングラスとか、ベルガモットとか。
ティアレとか、ココナツとか。南国の甘くまとわりつくあの感じ。
急にローズにしてみたり。
いっそペパーミント。
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久々に福袋というのを買ってみた、やっと正月気分・笑。
この正月はぼっちだったから全身全霊リラックスと思いきや、
息を細めて生きていたようで、今日になって「いっちょ福袋でも」。
香りのお店の福袋です。
で、入っていた一つが、これ。フレグランス。リッチだね。
ホワイトローズ&ジンジャーなんだって。

ジンジャーは生姜だから、刺激的よね。
慢性疲労や落ち込みに良いらしく、内なる情熱に火をつけるんだそう。
ホワイトローズは、よくわからないけど、まあ、女性性かな。
白は上品。

香りを甘く見てはいかんぜよ・笑。


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提灯記事は書きたくない。 [ライター仕事]

2020年が明けました。
新年あけましておめでとうございます。
今年もなにとぞ、ご愛顧を賜れますよう、よろしくお願いいたします。
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新年あけてもひまなので(家人が恒例の一人海外旅行で不在)、
のんびりしたり、悶悶としたり、寝たり、呑んだりの自由時間を過ごしています。
幸いにも、年明け一番に、講演のお話をいただいたので、
資料作りをしながら、自らを振り返るというか、
「いったい、わたしは、なにがしたいんだ!?」と向き合えています。

そんな中で。
ひとつ思ったのが、「できれば提灯記事はあんまり書きたくないなあ」
ってこと。

ご存知のように(?)、わたしはなんの権威もない一塊のフリーライターです。
ご依頼いただいた媒体に、ご依頼通りの記事を書きます。
いつぞや、書いても書いても基本直される媒体があり、
「辞めたいんだけど」と申し出たら、
「望まれることを汲み取って書けるのがプロ。個人的表現は要らない」
的なことを言われ、その場では「はあ、はい」と納得したふりを見せたものの、
ぜんぜん納得いかず、結局、出社拒否的にその仕事はおりました。

別段、「わたしに表現させて、わたしの表現は素敵だから」なんて
主張するつもりはさらさらありません。そんな偉そうな人間じゃない。
そんな淘汰された書き手ではないし。ボキャブラリもすくないし。
けれど、指示されるままに(個人的意図とは別に)書いて、勝手に直され、
それで「丸古玲子」のクレジットを載せてもらったところで抵抗感はあります。
「これ、あたしが書いたんじゃないから」。
言いたい。

つまり、提灯記事は書きたくないってことです。

もし、提灯記事なんだねえとわかっていても、すこしでも共感をもよおせば、
進んで書きます、芸能系の記事なんてそういうのが多いもんね。
このげーのー人をわたしはよく知らないけれど、逢えば好感が持てたし、
だから彼らの作る芝居に期待したいし、で、そういう方向性の記事は書ける。

長年フリーライターをやっていると。

好むと好まざるにかかわらず、会得するのです、筆の腕力を。
わたしはとくに、筆の腕力が強いほうだと自認します。
「こんな風に書いてほしいの」と言われれば、ぐいっと、力づくの筆でそうできる。
しかも、読み手に違和感を抱かせず。
きっと、すくなからずわたし自身に「惚れる」ということが起きているから。

一塊のフリーライターも、虫けらではないので。

かつて、「あなたなんて、わたしの小指よ」と言われました。
わたし(その人)が小指をちょいちょいするくらい簡単に切れる、ってことです。
また、「あなたの名刺は要らない、わたしのを渡すのがもったいないから」とも
言われたことがありました。結構、年季を重ねてからです。
頭になにも浮かびませんでした。わたしは虫けらか、ホコリなんだと。
わかっているので、とくになにかを感じる隙間がなかった。
ただ。
一緒にいた人が、まったくわたしをかばわなかったことに、限界を知りました。

えとと。

新年からなにをほざいているんだと、お思いですか?

いいんです。これが本年のホコリ → 誇りへの昇華です。

でもね、書くよ、いくらでも書きます、望まれたこと。
わたしは観察眼がたぶん鋭いほうなので、気づくんです。
こう書いたらいいんでしょう?と。けど、気持ちをそっちに向ける技も持っている。
全面的に前向きにそっちに書きますよ。
書けるだけ、書かせていただけるだけ、幸せですから。

ほかになにもできないんです、書くことしか。
感じて、書くことしか、できない。

今年も、書きます。書くんだろうと思います。
ただし、なるべく、ココロに沿った書き方をしていきます。
わたしのココロなんて、対象者には、媒体には、関係ないものだけど、
それでも、ひっそり、ココロを尽くして書くのです。
気づかれなくてもそうなんです。

全身全霊、全力。

ダレに気づかれなくても、そうなんです。

そして、ときどき気づいてくれる方があることも本当です。
「骨太な文章なので助かりました。いじるにもいじりやすい」と。
昨年末に近いお仕事で、言っていただきました。
気づいてくれる方もあるんだと、信じて、今年も書きます。

フリーライターなんてね。

肩書がないから、昇進もないし、自分の立ち位置がわからないんですよ。
気づいたら、娘か息子くらいの年齢の担当者にコキ使われる身です。
毎年、自分がどのくらい上昇しているかわからないんです。
尺度がないから。
でも、周囲の目線、自らの意思、自らのやる気で、測ることはできるでしょう。
偉くなりたいわけではない(社会的に)。存在を刻んでいく。

わたしのボスになるすべての方に敬意を表し、ときに叱咤し(年長者として)、
共に進んでいくことを、指針とします。

よろぴく。

フリーライターをねー、もっとちゃんとやらないと・汗。
しっかり稼がないと、呉に帰れないもん。渡航費・滞在費が出ない。
ますます身を削りますが、なるべく太ります・笑。今年の目標ね。





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