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江田島本のデザイン開始。 [呉本くれぼん]

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次の『呉本別冊 江田島本』に向けて、デザイナーさんとの初回打ち合わせ。
『呉本』と同じ、(有)1ミリの古谷聡さんはいけめん。
お願いしたら、ご快諾いただきました。

お会いするのは呉本以来だから、1年ぶりくらい?
待ち合わせで顔を合わせたわたしの第一声、
「西島秀俊度が上がってませんか!?」。

ねー、似てると思いません?
IMG_20191119_130017_640.jpg
この方が呉本の装丁と、中身の本文のデザインをしてくれています。

わたしは古谷さんのデザインをとても好ましく気に入っています。
誠実で、清楚で、折り目正しき中にハッと色を混ぜてくるような。
こちらを、あはっと、させてくれるような。

呉本の表紙に、わたしはほぼノーオーダーでした。
「お任せしていいですか・・・?」
そのときのわたしは文章以外考えられなかった。
書いたすべてのフレーズを思い出し、「あそこ直したほうがいいのかな」
「あの文はテニヲハがおかしいんかな」「あの文はわたしの本心だろうか」と、
ごちゃごちゃ状態で、丸投げしてしまった。

数日後、彼がわたしに見せてくれた表紙のデザインは、2案。
ほとんど一瞬で。
「こっち」。
呉本一歳.JPG
即断でした。

呉本の装丁には彼のこんな思いが込められています。
「丸古さんが、なにも知らないイチから調べ始めたことから基調は白。
そして呉には海からくる青が連想される。すこし淡く水色に」。
体当たりで書いたことも、水色の「くれぼん」の大きな字で表現されている。
そう、「ちょうちょ人間」に靴を履かせてくれたのも古谷さんです。

中面の文章のデザインも、きめ細やかです。
コラムや余談や後日談みたいな挿話がわたしのは多いんだけど、
きちんと交通整理をしてくれる。
目次の立て方なんかもアドバイスしてくれます、
彼自身が「1ミリ」という「出版者」さんだし、編集力がある。

「江田島本のイメージは〇〇色、それも〇〇したような」。

と。
たったそれだけのオーダーで、「わかりました」と、今日も。

神ですね、神。救いの神。わたしは本当に周囲の方々に恵まれている。

あとは・・・、わたしも命のギリギリまで原稿に向き合う。
取材を終え、ひととおり書き、お相手の校正も戻ってきて、再度検証する、
ここからが書き手の本番です。
いまが一番苦しい時期。あがく時期。もがく時期。食いしばって食い下がる時期。
ぬおーっ!

越えていく。
ちょうちょ人間の羽根をバッサバッサさせながら地べたをインチキせず丁寧に。

『江田島本』も楽しみにしていてください、来年の早いうちです。
レールに乗っけちゃったもんな。

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