崩れた。 [呉本くれぼん]
このたびの帰呉で入手できた、さまざま。
いただいたり、貸してもらえたり、購入したり。
ぐらッと。崩れた。
なにが崩れた、帰呉前の構想が崩れた。
呉本、江田島本と編んできて、「呉本続編はこんなラインナップで」と、
事前調査(まあ、ネットとか本とか見る程度ですが)により多少見えてたつもりが、
現地にカラダごと赴き、さまざまに触れていくと、いや増す。
ああ、もっとこんなことが知れたらいいな。
うん、ここがまだだったから行かなきゃな。
ほえ、あれはああだと想像していたけど、こうなのか。
ことごとく予測は崩れていく。
そもそも。
最初の呉本もそうだったんだ、いったいなにができるかわからない、
どうなることやら不安がいっぱい、自分の器からあふれて泣きそう、
それで、
いただいた大切な想いの取材をぜぇんぶ並べて、眺めて、ハマって、
うんうん苦しみながら構築した。
そこだ。そこに、立たなきゃ。
なにがどうなるか、まだわからない。
一回こっきりの取材でどうかなるなんておこがましい。
期待と裏切りとを自分の中で繰り返して繰り返して繰り返して、
ちゃぶ台をひっくり返して、耕して、また積み上げていく。
崩れることを恐れない。増えてくことを恐れない。
まっさらのイチから。
ははは、わたしは、羽根があるのに地べたを歩くちょうちょ人間なのだから。
インチキしないで、舐めるように、撫でるように、進んでいくんだな。
2020-10-21 17:17
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