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香りについての考察。 [つれづれ]

五感の中でわたしがもっとも信頼しているのは「触覚」ですが、
「嗅覚」も、二番手にできないくらい信頼しています。

感覚って基本的に、右半身の情報は左脳に、
左半身の情報は右脳に、届けられる。
けれど、嗅覚だけは、まっすぐ右は右、左は左に上がる。
スピーディなの、嗅ぎつけるって。

よく刑事ドラマとかで「鼻がきく」って「デカの勘」じゃない?
それくらい、嗅覚は脳にスピーディに、ほとんど本能とわたしなんて思う。

たとえば。
長くラベンダーの香りが苦手だった。
「ええ~ラベンダーが嫌いな人っているのぉ?」と知人女子に言われた。
おしなべてストレス解消、リラックス、安眠の香りだから、
万民が好きなんだと。男女もなく。
けれどあたしはずいぶん長いことラベンダーを避けていた。
なんか、かまわれたくなかった、って感じかも。
「かまってほしい」の裏返しだったかも。

ストレートにスピーディに情報が伝わる「嗅覚」の、
「記憶」に対する責任は重い。
ストレートにスピーディだから、「しってる、なんだっけこの香り?」と、
言葉に結ばれる前の感覚や感情を揺り起こす。
その香りから、切なくなったり、うれしくなったり、困ったりして、
なんで切なくなったりうれしくなったり困ったりするんだろうと記憶をほじくり、
「ああ、むかしの彼氏のコロンだ」とか。
「おばあちゃんちの匂いだ」とか。
「お母さんに叱られるときの匂い」とか。
あとから言葉をまとった記憶がよみがえって、そのときはもう、
ぞんぶんに香りをかいじゃってるから、仮想の感情から抜け出す一苦労。

しばらくは、レモングラスとか、ベルガモットとか。
ティアレとか、ココナツとか。南国の甘くまとわりつくあの感じ。
急にローズにしてみたり。
いっそペパーミント。
DSC_0789.JPG
久々に福袋というのを買ってみた、やっと正月気分・笑。
この正月はぼっちだったから全身全霊リラックスと思いきや、
息を細めて生きていたようで、今日になって「いっちょ福袋でも」。
香りのお店の福袋です。
で、入っていた一つが、これ。フレグランス。リッチだね。
ホワイトローズ&ジンジャーなんだって。

ジンジャーは生姜だから、刺激的よね。
慢性疲労や落ち込みに良いらしく、内なる情熱に火をつけるんだそう。
ホワイトローズは、よくわからないけど、まあ、女性性かな。
白は上品。

香りを甘く見てはいかんぜよ・笑。


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