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トーマくん。 [ライター仕事]

トーマくん。

……なあんて、慣れ慣れしく呼ぶのはおこがましいのですが。

生田斗真さんをインタビューして書いた記事が、
現在発売中の「FLIX2月号」に掲載されてます。
表紙はこの方々。
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お題目は、映画『土竜の唄 香港狂騒曲』。シリーズ第2弾。実は初めて見ました。
わたしはどちらかというと舞台派で、映画を映画館で見ることはあまりない。
ふっと思い立ってDVDを借りることはあっても、ほとんど仕事の準備として。
こないだ呉で「この世界の片隅に」を見たのは、思えば、かなり珍しいこと。

舞台は常にライブ。役者も(スタッフも)観客も、同じ時空にいる。
お互いがお互いの時間と感情をコミットし合っているのが納得できるんです。
映画はスクリーンの中のみの存在で、終演しても裏から役者が出てくるわけじゃない。
そこが、なんとなく、潔さの面でどうしても舞台をオシてしまう理由でした。

でも、以前、ある俳優さんに数回インタビューする機会があり、その人が、
「生の感情」「生の瞬間」と、映画やドラマに向ける芝居に「生」を繰り返し強調した。
どういう意味だろう……? 「生」=「ライブ」じゃないの?
うむむと考え、ハッと、その人のある映画を見て「そういうこと!」と気づかされた。
カメラがとらえる一瞬の表情、情感、人間と自然の奇跡的な合致。
映画の中にも「ライブ」は山ほどある、というか、
「ライブ」を積み上げて映画になるのだなあと、ものすごく教えられまして。

その人はトーマくんではないんですが、この映画の中のトーマくんも「生っぽい」です。

おしゃべりできるかなー、うまく会話になるかなーと、初めての人はいつも緊張。
あ、もちろん、相手も人間ですから、初めてじゃなくても今日はどかなーとドキドキ。
で、トーマくんとのおしゃべりは、なんだかとても心地よかったんです。
すごーく盛り上がるとか、「だよね!」な共感が多いとかではないし、
最初はなかなか目が合わなかったりもしたけれど・汗、とにかく、いい気持ちなんです。

「FLIX」さんはいつもわたしの自由に書いてねと言います。
うれしいと同時に、文責の重みと期待に応えたい欲望において、気を引き締めて挑みます。
まずはトーマくん本人に、周囲の方々に、そしてオーダーしてくれた編集さんに、
喜んでもらいたい。そこに力が出せれば、きっと、読者にも喜んでもらえる。

ぜひぜひ本屋さんで手に取って見てください。

イケメン。 [ライター仕事]

世の女性たちの御多分に漏れず、わたしもかなーりイケメン好きです。

ライター仕事では芸能人に多くインタビューするので、そりゃ、もう、イケメン見放題。
(ついでに美人も見放題)
でも、わたしのアンテナにぴん!と来るイケメンは、芸能人外のことが多い。
しかも、ちょっと白髪の入り始めたナイスミドルなイケメンに……ぴん。

……。

たとえば、現在放送中の関西テレビさん制作ドラマ『レディ・ダ・ヴィンチの診断』では、
医療監修のお医者様先生がわたし好みのチョーイケメン。

http://www.ktv.jp/ladydavinci/column/04.html

ドラマ監修のお話を連載したので、ぜひせび見てみてくださいませ。

この写真、ちょっと緊張気味だけど、生はもっと気さくです。
「こんなこともあるでしょうねー」と、わかった風な生意気発言をしてしまっても、
「そうそう!そうなのよ!」と、まずは全面的に肯定してくれる。
そのうえで、「それでね、だからね、こうなんだよねー」と、新しいことを教えてくれる。
もう、その、ウエルカムさにメロメロになりました。

以前、ドラマ『チームバチスタ・シリーズ』に、
公式ホームページライターとして入ったときも、お医者様先生にいろいろ会いました。

シリーズ名の由来でもある、心臓のバチスタ手術の日本第一人者先生は、
教授室に入れていただいた瞬間に、ものすごいオーラを感じた。
それが、拒絶のオーラではなく、まったく境目のないオーラなのです。
うーん、上手く言えないのですが、もしも神様に遭ったらこんな感じかな?という。

突き抜けている人って、境目とか境界線とかがない。
嫉妬や羨望や比較や……、他人と境目を作る必要がないんです、きっと。
もう、突き抜けちゃってるから。
まさしく、神の領域。

むしろ、ぜんぜんするりと関わってくれるんですね。差別も区別もない。
どんな素人質問にも、身を乗り出して応えてくれる。
天皇の手術をされたという有名な先生も、そうでした。
「あ、手術終わったとこだからこんなカッコでごめんね」と、取材は術着のまま。
「いやー、あの女優さんいいよねー」と、雑談まで盛り上げてくれ、
「お、次の手術の時間だわ、じゃ!」。颯爽と去っていく。

すげー。

見習う、なんて、おこがましくてできませんが・汗、
そうした方々のオーラを浴びることで、わたしは浄化された。

刑事ドラマのときは、元・刑事課一課長(鑑識課長も経験)。
べらんめえ調で、ドラマのご都合主義的展開に、ニャロメな発言をされつつ、
「おっと、ごめんよ」と、取材中に出た携帯電話は、
よそのテレビ番組での警察監修の問い合わせに答えるものでした。
ええ!? どんだけ引き受けてるんですか!!

一刀両断な話し方に思われましたが、原稿にする際、よくよく聞き取ると、
とても豊かで色鮮やかな行間のあることがわかりました。
「あのバラバラな話を上手にまとめてくれましたね」と、後々、
マネージャーさんに言っていただいたときは、本当にうれしかった。

福祉業界の方にも取材します。エンタメばかりじゃないんです。
まっすぐなお顔が、ときどき、ニコ……と崩れかけることに気づいたので、
「インタビュー中にすくなくとも3回は笑かす」と、心で決意。有言?実行。
ニコッのシワシワがチョーイケメン!
この感覚、短いOL時代、当時の専務に対するものに似ていました。
25、6歳のわたしは、1日一回、
苦笑でも呆れでもなんでもいいから、専務を笑わせることを、1日の目標としていました。

わたしのイケメン好きは、もちろん、見た目が重要(爆)。
話すうちにイケメンに見えてきたー、ってのとは一線を画します。

その方々が刻んでこられたシワシワに、魅入られちゃうんでしょうね。

似顔絵。 [ライター仕事]

これまでに、3回、似顔絵を描いてもらったことがあります。

一度目は、ドラマ公式ホームページのライター仕事で
『チーム・バチスタシリーズ4 螺鈿迷宮』(関西テレビ)に入ったとき。
(関テレさん制作ドラマの公式HPライター仕事は現在も断続的にやっています。
目下は『レディ・ダ・ヴィンチの診断』でインタビューなどを書いています!)

チーム・バチスタシリーズは医療ミステリーなので、「次回どうなる?」的な、
ライターが勝手に謎解きを予測するコーナーがあって、似顔絵と共に短め文章を掲載。
ドラマの次回予告のコラム版みたいな感じです。
残念ながら、その似顔絵はもう消えちゃったんですが……。

二度目はつい今年頭、S会社社長さんがMCされているラジオ地方局に出演したとき。
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描いてくださったのは全国似顔絵登竜門でグランプリを取った方なのです。
すごーい!
メガネと目のバランスとか、ニカニカ笑いとか、ひっつめた髪の毛の分け目とか。
着けていた真珠のピアスもさりげなくそのまんま!


三度目も今年、ロート製薬さんの『fufufu』というフリーペーパー内の体験記事で。
(体験記事では、ライターの体験記としての記事と本人体験中の写真が掲載されます)
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これまた、わたしのまんま。……ですよね。
わたしより先にこれを見た編集チームも、「まんままるこじゃん」と笑ったとか。

人生で似顔絵を描いてもらえるなんてほとんどないこと。素直にうれしい。
テイストも、タッチも、参考写真も、ぜんぜんまったく違うのに、
「そっくり!まんま!」と感じられるなんて本当にすごい。
イラストレーターさんをどストレートに尊敬します。

わたしには絵心がまったくないけれど、
(ブログ最初の記事『ちょうちょ人間とは?』をお読みの方はご存知ですよね……汗)
思いの言葉で「その人まんま!」をつづりたいな、と思っています。

個別と、カコミ。 [ライター仕事]

インタビューには2種類あって、個別(または単独)と、カコミ。

個別は、ライターと対象者が一対一で話す、
カコミは文字通り、数人のライターで対象者を囲んで質問する。

人気者の取材には多くの媒体が殺到するから、
まずは「カコミ」というのが30~40分で設けられ、
その後に各媒体が「個別」の時間をもらって撮影したり追加のインタビューしたり。
たとえば人気映画の人気主演さん。
脚本を読んだ感想とか、現場の雰囲気とか、共演者の話とか、
一通りをこちらは聞くことになるし、あちらは答えることになるしで、
いちいち同じことを繰り返さないためも、「カコミ」は非常に効率的なんですね。

ライター(インタビュアー)の立場から言っても、「カコミ」はときに意味深い。
というのも、ライター同士って実はほとんど接点がなく、
「カコミ」や「記者会見」以外ではなかなか出会うものじゃないから、
ほかのライターがどんな視点でどんな質問をするのか聞くことは勉強になるんです。

と、思えば、
「あー!先に聞かれた!」と、考えていった質問を取られちゃうこともあるし、
「えー、そこ、もっとツッこんでよ!」と、聞きたい中身が曖昧なまま次の質問に移り、
どうにもこうにも聞きたい質問に戻れない流れになることもあります。

対象者の様子をよく見ながら、自分の番が来たら、どう切り出すか。
なかなかスリリングな時間なのですね。

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わたしのインタビューグッズです。
インタビュー中は目前の相手に極めて集中するため、メモを取ることは、ほぼありません。
ひたすら全力で相手に向き合います、それはもう、全身が「耳」です。
この会話が録音されていなかったら致命傷ですから、
レコーダーが回っているかどうかはときどき確認します。でも、
お相手から意識が逸れることは、一瞬もありません。

昔は、あまりの集中に、よく頭痛を起こしていました。
ほとんど「脳ミソの筋肉痛」状態です。なので半日くらいで治ります。

昨日は、カコミ、からの個別。
今日は、個別ではあるけれど、お相手が5人の座談会、と、
それぞれ違う状況でインタビューしてきました。いずれにしても、
彼らが言いたいことを原稿にしたいなと思っています。
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