次は、ない。 [つれづれ]
先日訪れた鹿児島の宿からの景色。
こちらは夕陽向きの窓でした。
朝陽も好きだけど、夕陽も好きよね。
一日をかけて熟した柿のようで。
次は、ないと、いつも思う。
「せっかくだから」というフレーズはあまり好きではない、
たとえば、旅先のせっかくだからお腹を無理してでも食べようとか、
生涯唯一の結婚式だからひとつでもランクアップしようとか、
そういうのはぜんぜん好きではないけれども。
それでも、「次はないなー」と常に思うようにしています。
今回はダメだけど次は必ずね! というのは、気休めでしかない。
気休め? うーん、違うな、もっとちょうどいい表現があるはずだけど、
思い出せないや。
次はないんだよね。
いつでも、いまがすべてで、いまが最期。
もちろん。
明日も無事に目覚める可能性が高いけれど、可能性でしかなく。
命があればこそ、という考え方もわたしにはないので。
自分自身、明日やればいいやって自堕落が多くての反省です。
明日できることは今日しない、というのも過去に上司から習った。
明日できることは明日やる、今日だけのことは今日する、そういう意味なのかな。
あるいは。
ただただ無為に残業せず飲みに行くぞってな号令だったかもね。
黄昏時の黄昏泣きみたいな日々の反省と共に、次はない、
これをいま、抱いていようと思います。
2021-07-20 19:34
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