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アトム。 [つれづれ]

先日のある朝、ニュースのコーナーで取り上げられていた
『18歳のアトム』手塚治虫の鉄腕アトムから18歳のアトムへ。
絵と原案は、黒田征太郎氏、有名なイラストレーター・グラフィックデザイナー。
アトム.JPG
画面にくぎ付けになった。
口をぽかんと開けてじいっと魅入っていたらしい(家人曰く)。

今年の4月の初版。最近本屋に行ってないから知らなかった。
すぐにアマゾンで調べたけど在庫切れ(入荷に1~2カ月)みたい。
紀伊国屋書店の通販で在庫を見つけて近隣書店にお取り寄せ。

黒田氏は、自身の戦争体験により、積極的な平和活動を行っているという。
わたしはアートな人間ではないので、よく知らなかったのだけど。

本は、20数センチ角のちいさなものだった。
たぶん、原画は畳くらいの大きさで描かれているのではなかろうか。
できれば原画を見てみたい。

どうしてこんなにも強く魅入られたのか。否、
どちらかというと「傷ついた」感じだった。

「違う」と。

思ったから。

なにが違うのか、どう違うのか、自分でもよくわからないけれど、
とにかく傷つくくらいニュースの画面から受け取るものがあった。
まっすぐにわたしを射抜いてきた。
違う、ちがう、ちがう、ちがう・・・。

だからどうしても手元に寄せて、自分でページをめくりたかった。

蝶のようにこの体を脱ぎ捨てたい。
24ページから25ページのアトムには自分が重なるくらい共振する。

あと、11ページのアトムも、すごく気になる。

なのに。どうしても傷ついてしまう。

この動揺の原因を、時間をかけて探ってみよう、自分なりに。
わたしに絵心はないけれど、言葉が、ある、よね。




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