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地道な後方支援。 [呉]

夏の帰省で人生初のボランティアに参加しました。
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呉市役所のホールで毎日9時から受付(※現行は区役所ホームページなどでご確認を)。

帰省前、7月の豪雨災害発生直後の当初からボランティア活動している
幼なじみに電話し、「わたしも連れてってもらえるもの?」。
自慢じゃないが非力である。役に立たないんじゃないか。
しかも「ぽっと出で1日だけ行くみたいなのって許される?」。
でも、「お前みたいなんが多いで。1日でも来てもろうたら助かるんじゃから」。
励まされ、「ほんならお願い」と、連れて行ってもらいました。

呉は坂道が多い町です。
ぐるぐると細い坂道の続く合間に家々が建っている。
お宅の裏の坂の上から石垣が崩れ落ちたという被害宅に行きました。
上の坂道から土砂の山を伝って下に降りられるくらい溜まっている。
ここに元から生えていたわけじゃないのにどっしり大きな木の根っこ。
機械でないと崩せない大きな岩、へしゃげた物置。
8人×2チームにわかれ、10分交代ごうたい、土砂を土嚢袋に詰めて運ぶ。
繰り返しますが、わたしは非力なので、もっぱら後方支援。
土嚢袋の口を開いたり(底が抜けたバケツのようなものに袋を引っかければ、
ひっくり返してシャベルのそのまま土砂が入れられるという、
とても画期的な土嚢袋口開きの用具がありました!すげー!)、
おじさんの襟の後ろにビニル袋に入れた氷を差し込んであげたり
(氷入りビニル袋は看護師さんがせっせと作ってくださいます)。
ほんと、後方支援。

それでも、ふるさとの様子を肌身で感じる機会になる。

地道な地道な作業です、こちらのお宅も終了まで2カ月ほどかかったんじゃないか。
のべ何百人というボランティアさんががんばった成果です。
頭が下がります。

で。

結構若いお兄ちゃんも多くて、漏れ聞いていると、遠方から車で来たそう。
帰りに温泉に入って(大和温泉という施設が呉駅前にある、ボランティアさん無料)、
一つか2つ観光して帰ります、と。

へえ。

そういうの、ありだ、って。思いました。

有志で汗をかき、その汗を無料で流し、ついでに呉を味わっていく。

あり、だ。

重機やプロがどんどん復旧作業をしてくれています。
ただ、お宅の裏庭のような生活ギリギリラインは人力しか入れない。
だからそこはプロじゃなくてもぽっと出でもお手伝いができる。
適材適所の後方支援。地道な後方支援。
ふるさと納税もわずかばかり。返礼品無しのやつ。
それでも、代行手続きする鳥取県大山町からお茶が届いてびっくり。
心ばかりが、心うれしい。

これからもできることをします。


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