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PLAYER。 [つれづれ]

このところ以前ほど芝居熱が上がらず、仕事では見るんだけど、
自分でチケット取っていくのは久しぶり。
仲村トオルさんの「プレイヤー」@渋谷コクーン。
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出演キャストは、藤原竜也さん、成海璃子さん、シルビア・グラブさん
峯村リエさん、高橋 努さん、木場勝己さん、真飛 聖さんなど豪華。

んでもって、演出は長塚圭史さん、長塚京三さんの息子さんですね。
作は前川知広さん。この前川さんってのが妙にミソ。

仲村トオルさんは、関西テレビのドラマ「チーム・バチスタ」シリーズで
何度かインタビューさせていただいてお人柄とトークに惚れてます。
トオルさんの舞台を最初に見たのは、ケラさんの作品だったかなー。
(ケラリーノ・サンドロヴィッチさん、有頂天ってパンクバンドの人、日本人)
以来、ケラさん、野田秀樹さん、白井晃さんなどの演出ものも拝見。
今回作の前川さんの『奇ッ怪シリーズ』も好きです。

死者の声が、選ばれし者(Player)の身体を使って再生(Play)される、
というサイコホラー。それで「プレイヤー」。かなり不可思議な構造でした。

ある作品を上演するために集められた役者たちが、稽古場で、演出家のもと、
稽古しながら次第に役か自分かわからなくなっていく、というような。
……つーか、役か、役上の役かが、わからなくなったのはわたしのほうだけど。
そもそも役の名前と、役上の役の名前を覚えきれないので、
いまどっちの名前で呼び合っているのか、劇中劇なのか、劇なのか、
だんだん混乱して、けれど脳の中心は直感で澄んでいく、みたいな感覚。

死者の言葉を無意識でしゃべっている人々、プレイヤー。
非常にサイキックなことなのだけれど、
いま、わたし自身、呉のむかしを調べ、むかしと同じ風景に立とうとしているから、
なんだか「他人事」ではない気がしたのも、本作に魅入られた理由かも。

いつもは観劇後に楽屋にお邪魔してご挨拶しますが(マネージャーさんがまた良い方で)、
次の用が迫っていたのであきらめた。残念。
芝居後のお疲れな中にもトオルさんはいつもちゃんと聞いたことに応えてくれる。
今回の話は実に奇怪で脳みそが大興奮状態だったから、ほんとお話したかった。
前川さんの世界観にトオルさんの存在はすごく合ってる。
次回はぐいぐい聞いてみよう。


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