若い? 若くない? [つれづれ]
『呉本』『江田島本』の活動を通し、
さまざまに年上の方と遭遇します。
これまでのライター仕事だけでは出会えなかった人々。
私的なコミュニティでもすこしずつ、人生の先輩に会う。
「あなたはまだ若いんだから大丈夫よぅ、ふふふ」。
お姉さま御夫人や、お兄さま紳士に、そう言われる。
あいや、自分を若いと思えなくなって辛いっす、てなときに限って。
言われる。
でも、「いやいや若くないですから」とは答えない。
はい、若輩者です。今後ともご指導のほどを。
フラなんかでお姉さまに言われるときは「若くていいわねー」要素が
強いのだけれど(踊り方にしろ、衣装の見栄えにしろ)、
「まだまだお姉さま方のセクシーダイナマイトには届きません」。
ほんとにそうなのだから。妖艶さには程遠い。
わたしは若い? 若くない?
絶対に年上だ!と思った人が、このところことごとく年下である。
うひょょょょ・・・まずい。
わたしに自覚がないということ?
傍から見たらこんな感じってこと?( ⇐ 失礼を承知で・・・)
わたしは若い? 若くない?
先日、二回り近く年下の方と親密に話しました。
むかしの体験を聞くということ、書くということ、戦争ってなんだ。
そういう、わたしたちにとっては非常に核心部分のお話。
同志です、そして、同士でライバルです。
聞いていて「若いなあ」と思いもします、そう思う自分がクソくらえです。
「あなたはまだ若いから」と、お姉さまやお兄さまの真似をしかける。
違うでしょう? わたし?
その彼女が「若い」のは「彼女自身の経験年数」であり、
わたしとはまったく関係がないこと。比べることではない。
たぶんやっかみだ、わたしも彼女の年齢で気づきたかった、という。
ある人が、「いまの瞬間が自分人生で一番若いとき」という表現をします。
いまが一番若くて、いまは、つぎの瞬間より一瞬年寄りになるってこと。
若いとか、若くないとかを、自分と比べず使えるようになりたい。
わたしは若い、
お姉さまやお兄さまの人生経験には逆立ちしてもかなわない。
いつだって目の前の人と新鮮に話す。
いつだって目の前の人がわたし人生で一番新鮮なとき。
2020-10-29 09:23
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