SSブログ

防衛省市ヶ谷ツアー。 [呉本くれぼん]

防衛省の「市ヶ谷ツアー」というのに参加してきました。
これまでも横須賀総監部(バスツアーで)とか、防大とか、見学したけど、
防衛省も一般見学できたのね・・・!
メールなら一週間前まで、電話なら二日前まで受け付け。
それが、なかなかの人気のようで。
午後のツアーが近日満席なので、今日の午前にしました。

防衛省門.JPG
午前中ということで、次々に出勤者が吸い込まれていく。
どんだけの人が働いてるの!? およそ一万人?

ツアーのメインは「市ヶ谷記念館」です。
市ヶ谷記念館.jpg
行ってきた証に、わたしの顔入り。
この建物は、現在の庁舎A棟の以前にあった陸軍士官学校の大講堂を、
ほんの少し位置をずらし、移築したもの。

当時はもっと大きな建物だったんだけど、象徴的な入り口を中心に、
当時の材料をなるべく活かして再建築したそう。

こちら。なんといっても。
極東軍事裁判、いわゆる東京裁判が行われた建物です。
証言台.JPG
この証言台、山崎豊子原作ドラマ「二つの祖国」の撮影で使われたものだそう。

そしてこの地図、世界に3つ?しかない。
地図.JPG
いわゆる東京裁判で使われた地図だとか。
当時、本番で使う1枚のほか、予備が2枚あり、うちの1枚がこれ。
もう1枚は、靖国神社の遊就館の地下に大事に保管されているとか。
日本の「戦犯」を裁くための地図だから、日本がちょっと大きいんだって。
東南アジアの国々もわかりやすく大きめに描かれているそう。

なんかね。感じますよね。
ここかあ・・・って。
床材の木目も本物をなるべく使っているのだそう。

ここだったのかって。思うよね。
カーテン.JPG
講堂内には窓がたくさんあって、そのすべてにカーテンがかかっている。
開ければどれほど清々しいかと思うけど、
「一度も開けられたことはない」とのこと。質問したの。
このカーテン、開けないんですか?って。東京裁判のときもですか?って。
そしたら、上記の応え。

照明も暗い。けれど、裁判中は強い照明も焚かれたそう。
「一切の影も作らぬように」との命令だったとか。
外国人記者たちはこぞって「殺人照明」などとその強さを表現した。

ミニチュア.JPG
ここには珍しい展示物もいっぱい。なんだと思う?
実際の戦場で使っていた「コマ」だって。そいや、コンパスもちっちゃ!

三島由紀夫が演説後に割腹自殺した部屋もあった。
三島由紀夫.JPG
これ、三島がそのときに振り回した日本刀の跡だって。

防衛省の中を、おおまかにだけどぐるりと一周。
最後に寄ったメモリアルゾーンには慰霊碑がいくつかあり、
本来なら一つ一つ見て回りたいけど、ツアーではざっくり1分の滞在。
うーん、もちょっと見せてくれてもいいんじゃないかな。

あと、すれ違った制服さんの中にベレー帽さんがいて、新鮮だった!
陸自なのかな?

ツアーの先導は、エレベータガールみたいな女性でとても感じがよかった。
市ヶ谷記念館で解説してくれたおじさま?広報の方かな、わかりやすかった。
わたしがぐいぐい質問してしまうので・爆、いろいろ教えてくれたよ・笑。

呉の総監部や、江田島や、防大とも違う空気。
すごくスピーディーで現在進行形、当たり前だけど。
日本のカタチを作る最前線を見ている場所。

「クニ」の「カタチ」はね、最前線で決まるんじゃないかとわたしは思ってる。
地図に書かれる形、地球とくっついている列島の形とは、別の概念かもだけど。

いやー、大変充実した。「もう終わり?名残り惜しいねー」って
言ってる人もいた。同感だね。

と。

「丸古さん(先生)ですよね?」
見送られて門を出たところで声がかかって驚いた。
なんと! 呉の澎湃館さんのHさん!
ええー、なんで、ここで!? つーか、なんで気づかなかったんだろう!
ずっと一緒にツアー回っていたなんて! 
気付かず失礼しました。「ん? 知っている人の気がする」と、
わたしも感じていたんだよ、だけど、説明のほうに魂を吸い取られて。
大変失礼しました。けど、
「まさかまさかで、ひょっこり会うのが、ここ(防衛省)って」と。
おもしろいというか、さもありなん、というか。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

アトム。10月6日日曜に踊ります! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。