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いま、知れてよかった。 [つれづれ]

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年末ですね。
今年のうちに知れてよかった、ということが、
ここ数カ月に集中しています。
いや、わたしは毎年ぐだぐだしている間に年越しで、
あまり、大みそかや、初日の出に、かか患わない性分なのですが。
今年はちょっと違うと、多くの方が感じているのでしょう。

写真は、ゴーツーぎりぎりで滑り込んだ鳥取県境港市の風景です。
当初の予定では帰呉していましたが、政府のごたごたで頓挫した。
いえ。
自分で決めた流れです、政府なんかのせいにはしたくないですね。

本来なら家人も気楽な年末年始旅に出る予定でした。
(そして、わたしは、気楽な一人時間の予定でした・汗)
けれどままならぬ情勢で、急遽、鬼太郎の町へと赴くことに。
よかったです。だらだらとホテルで寝続けました。
たぶん、たくさん「ダウンロード」する必要があったのだと自覚します。

「人生とは、いま」。

ここ1、2カ月で知りえた石川真理子先生の言葉です。
深く納得しました。ああ、わたしもずっとそう思ってきたんだ、と。
明日の命はだれにも確証がない、だから、
年長だからと、先に逝くからと、いつも首をかしげていた。
そこをちゃんと表現してもらった感じです。
わたしも、明日は、一瞬先は、わからないと常々感じています。
だからと言って、いまに、常に全力投球ではないけれど・汗、
「いつ逝っても後悔ない」とわかっているし、そこそこ準備もしています。
そうなったら連絡してほしい人とかね、ちゃんと記したり。

そして、年末にふさわしいかわからないけれど見た映画。
『日本独立』。
予算の掛けられなかった制作だなーと、マスコミの端くれにいたわたしには
わかる映像でしたが、見るうちにそんなことはどうでもよくなった。
ずっとね。
わからなかったの。
つか、うなづけなかったことがあって。
それは。

戦後のGHQの洗脳により日本人は犯されたという神話。
うーん。そうなのかな。
ずっとわからないでいました。それが、これですこしわかりました。

わたしに響いたのは、小林秀雄氏(評論家、哲学者)の台詞でした。
GHQが行おうとしているのは、
戦線のあのときに共にいながら、散ってしまった命、魂と、
生き残った、あるいは生まれ来る魂とを、分断すること。

ああ、それだ。

耳の奥に、すとんと、落ちました。

だれかのせいにして、GHQのせいにして、プロパガンダのせいにして、
「あんたのせいでおれらはこうなったんだ!」と憤るの、
どうも解せなかった。そうなのかな、そうかもしれないけれど、最たるは、
日本人が日本に生まれた気概や自負に実感が持てなくなった、あるいは、
日本人の気概を持つことを拒否したためではないか。
はい。
ずっと、そう思ってて。ただ、裏付けがなくて。

たしかに外から注入された洗脳はあったと思う。でも。
犯されたのは、わたし、だから。
自分だから。そこに自分の一片の責任もないとは言えないんじゃないか。

やっと、今日、映画の帰り道で、
「日本人に、日本に、生まれてよかったなあ」と思いました。

血と命を削っていまの時代につなげてくれた先人に対し、
やっと、等身大の感謝を抱くことができた。
すると、現実の目に見える人々も、愛しく見えてきた。
わたしも、この人たちも、あの魂のおかげでいまを謳歌しているのだ。
知らなくてもいい、たぶん、血と魂はわかっているから、と。

いやはや。
そういう意味では騒がしい今年であり、この年末です。
10月くらいに一度、ぐしゃぐしゃに自分が壊れ、それを自覚し、
徹底的に壊れた中から、眠りながらいまに至る。
ほんと、こんなに眠いのって生まれて初めてかもしれない・笑。
あのとき壊れたから、いまにつながったのだと、ほんと、思います。

ま。

一瞬先はだれにもわからないけれどね。
それくらいがちょうどいいの。人生とは、いま、だから。

明日は月が見えないかもだけど、お空の雲の上ではちゃんと満月だから。

ちいさなわたしが心配しなくてもよろし。そーゆーの。
ホッとします[わーい(嬉しい顔)]





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