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江田島本の初校チェックが佳境。 [呉本くれぼん]

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この2月末に発刊予定の『江田島本』。
目下、初校チェックが佳境です。

チミチミとページを繰りつつ、これまでにいただいているお相手の直しと
付け合わせ、自分の文章とも改めて向き合う時間。
BGMは、綾ちゃんにもらったDJミックス。

デザイナーの古谷さんに流し込んでもらった「ほぼこの状態で本になるよん」
という形での確認作業です。
写真や、全体のバランス、なんかも客観的に見つつ、
けれど、おおかたは、自分の文章との新たなる対面であって。

すごくがんばったつもりでも、がんばりきれていない部分が、
丸裸になったみたいに見えてくる。ああ、あたしってば、みたいな感じで。
これ要らない。
要らない行だ。
そんなところもチミチミと削ったり。
直しのご苦労は古谷さんにもかけちゃうわけだけど、
妥協できない部分はチミチミと。チミチミと赤を入れていく。

一から書くのも身を削る作業だけれど。
こうしてチェックするのは輪をかけて削りますね。

思っていたよりページ数が増えました!
やっと半分くらいかな。

もちろん通常のライター仕事もしつつです。明日はフラステージだし。
飲みにも行きます、そこはやる。
そうして、また机に戻り、赤ペンを握る。
赤、ではなく、ワインレッドのペンですけれど。
どうも、黒ではなく青、赤ではなくピンクと、少しずれた色を使いたがる。
むかしから基本は「水色のペン」なので。

どれだけ多くの方に惜しみないご協力をいただいたか、
心の折り折りを話していただけたか、見守ってもらったか。
改めて向き合う時間。

書く、とは、晒すことである。
が、しかし。
晒す程度のバランスは図るべきである。

よぉくわかります、チェックしていると。

著書というものは、発刊すれば書き手の手を離れるもの。
本来、それが正しい距離感なのだと思うし、実際、そうです。
けれど、呉本のときは、発刊後もなお、
書き手のわたしにさまざまなことを打ち返してきました。
きっと。
江田島本もそうなるんじゃないかと、思います。
ただ。
いまから身構える必要はない。
それも、わかっていなければなりません。

あのね。

表紙のデザインをこないだ打ち合わせたのだけれど、かわいいです。
とっても、かわいいんです。

呉本の姉妹本となるこのコ、江田島本を、
どうぞよろしくお願いいたします。
もうちょっと待っていてください。来月末に生まれます。
うんうんと、いま、陣痛です。
陣痛が長いんですよ、本当の陣痛を経験したことはないけれど。
長い長い陣痛を乗り越えて、ちゃんと産みますから。

どうぞよろしくお願いいたします。




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