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呉本で、講義。 [呉本くれぼん]

先日、お気遣いとネットワークが半端ない有吉社長(インテリア)に
お声がけをいただき、有吉社長が数年前から関わっておられる
東京都町田市にあるデザイン学校にて、講義をさせていただきました。
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インテリアデザインと、雑貨プロダクトデザインを志望する
若きデザイナーのタマゴたち。
この春から就職するとのことで、これがラストに近い講義になる。

事前に有吉社長より、春から社会人になる彼らのためにということと、
どういうデザインができるかではなく、どう「聞き取るか」にフォーカスを、と。
うん、なるほど。
そうだね、そこ、だいじだよね。

『呉本』を題材に、デザイナーのタマゴたちになにが言えるのか。
お声がけをいただいてからいろいろ考えましたが、意外とすんなりと、
「呉郷土資料館」を作るアイデアと、「オーラルヒストリー」を繋ぐアイデアを、
いただきたいなと、思いつきました。

生まれて初めてパワーポイントで資料を作り(年末年始にやることがあってよかった)、
講義のセリフは手書きで書く。

そう、なんでか。

昨年の母校での講演の際もそうだったけど、セリフは手書きなのよね。
打ち込んでプリントアウトした文字は目に入らない気がして。

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思ったんだけど。

わたし、好きかも。伝えるの・・・。

いやー、学生時代に教員の教育実習をしたときも感じたけど、
熱演しちゃうんです、伝えたいこと、いっぱい。いっぱい。
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この講義の贅沢な点は、学生のシンキングタイムに生演奏があること。
このたびはハープでした、アイリッシュハープという小型のモノ。
間近で味わい、堪能しました。またお会いして聞かせていただきたい。
こーゆーところにキャスティングができるのが、有吉社長の凄いとこなんです。

うれしかったのが。

『くれぼん』なんて、一都市の、ちいさな郷土史かも知れない。
確かに呉には特殊な歴史があるので、日本の縮図と言ってもよいのですが、
いまの若い方々に「呉本」はなかなか浸透させられません。
そこに、有吉社長が、
「丸古さんの質問の仕方が勉強になるんです、だから、うちの新入社員にも、
どうやって質問を重ねればクライアント(相手)のココロに入っていけるか、
それを学ぶために「呉本」を読めと言うんです」と、いうお言葉。

これは、本当に、うれしかったです。

わたしも、呉本をやって初めてわかりましたが、
聞き取ったお話を好都合にまとめる技術もライターには必要なのですが、
あえて、「どんなやり取りと紆余曲折でこんな話になったのか」、
「最期に一緒に撮る写真の表情が柔らかいのはなぜか」というところ、
プロセスに焦点を当てるやり方もあるんだ、と、本当に思った、

だからこそ、みっともなくても、自分を曝け出す書き方を務めたいと思う。
不勉強からどのように教えていただいたかのプロセスを見せる。
郷土史の全貌、あるいは一端を、伝えていく、
残していくことの(勝手な)使命感とともに、
「みっともないプロセスを包み隠さず書き出すことで伝えられることはなにか」。
そこに、わたしは尽くそうと思いました。

だって。

専門家でも、研究家でも、ないんだもん。

晒すしか、ないよね・笑。
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