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完結しているか。 [ぐだぐだ]

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ええと、沖縄のシーサーではないです。
ゴールデンウイーク前半に訪れた金毘羅さんの最初の狛犬。

高松に行く動機は直島などアートな島めぐりでした。
んー、おや?と気づいて金毘羅参りをぶっこむ。
〓こんぴら舟々 おいけにほたれてシュラシユシュ。
おいけ?ほたれて?

・・・違いました。〓追風(おいて)に帆かけてシュラシユシュ。
けど、だいぶ近いよね・笑。

金毘羅と銘打つくらいなのでお守りはガッチガチの金色です。
いやー、秀吉の金の茶室じゃないから・笑とツッコみつつ、
ことのほか親しみを覚えました。

直島、豊島(てしま)をまわりましたが、意外と?若者が多い。
フェリーもバスも実に不自由な時間割なのだけれど、
レンタルサイクルなどを活用した若者(主にカップル)が多くて。

なにが若者を、しかもカップルを呼ぶのだろう?

ほかにない新鮮味がありました。
船の往来の限られた港にあふれる若者、若者、若者。
下手にコンビニなどなく、地元のマルシェでフルーツサンドとか
気の利いたものを売っていました。
コンビニのパンと炭酸水より、たしかによっぽど楽しめます。

参考になる。参考になるけど、なんの参考にしようかなあ。

完結しているか、していなか。

自分にとってこれが多く大きく影響しているのだろうとわかる旅だった。

正直、アートとか芸術とか前衛とか抽象とか、わかりません。
鑑賞する能力が欠如しているのだろうなあと淋しくなります。
センスないんだなあとがっかりする。美術館のたぐいは永遠に疲れるの。
直島の地中美術館の言われるまま前進する光の空間とか、
豊島の水が生きているような作品とか、素晴らしい。の、だけど。

うん、とても素敵。

だけど、それでどうしろと?と、思うのです。

たぶん、受け取る情報量が元より多いのです。
絵画でも彫刻でもオブジェでもいいけど、見れば一瞬で
膨大な情報を受け取っている。

だから、「観る人に自由に想像してもらって」的な他力本願が苦手。
どうぞ完結していてくださいと、思うのです。

こんなだから好きな芸術家とかいないのだけれど、
このたびでいえば安藤忠雄は好きだと思う。彼は完結している。
完結していない作品は「観る人はどうですか?」にまで侵食して来るの。

いいえ、この領域は、わたしの領域であってあなたのではないのです。
そこがわたしにとっての境界線なのだなあと。実感しました。

たとえば、芝居でいえば野田秀樹は完結している。
絵画ならサルバトール・ダリもそうでしょう、おのれで完結している。
観る人に遠慮がない。
アニメならやはりジブリがそうかな。

完結しているか、どうか。

わたしにとって偉大なる目標です。



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