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すこしずつ。 [呉本くれぼん]

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しばらくエンジンのかからなかった読書熱に、
ようやっと火が付いたようで、ここのところの読了。
信頼する方からのご推薦本と、気になった古書。
古書・・・?
どうなのかな。
戦後30数年で出版された書物は「現代」に読んで違和感がない。
それだけ。
わたしたちはうまく進化できていないのかな。

「戦争を忘れたら、そのとき戦争になる」と。

訳知り顔の若年層がのたまうとむかむかする。
そもそも君は、わたしは、戦争なんて体験してないじゃないの。
命を張ったことが一度でもあるのかよ。

わたしが「死ぬな」と思ったのは過去に一度だけ。
まだ30代の前半、とある信号もない南の小島に仕事で滞在し、
あろうことかレンタカーで運転していた。
信号もないような南の小島だからジャングルも旺盛で、
ある日わたしは「いっちょ肝試し」と車で森に踏み入った。

後輪が崖の端をとらえて、いまにも滑ったら転落するとこだった。
慎重にアクセルを踏み、後ろではなく前へと祈った。
生還したとき、しれっと、何事もないように振る舞ったなあ。

恥ずかしくて言えなかった。

たったそれくらいの経験しかない、あるいは飛行機がガクンと揺れた程度。
(わたしは大変に飛行機が怖い)
この命は致死率100%。今日か明日か、10年後かはわからないけど、確実。

いまの読書熱はピントのずれているように映るかもだけど、えへん、
『続・呉本』の支度です。やっとエンジンが入りました。

フリーライターのこれまでの仕事量が格段に減ってアタフタして、
それでも、エンタメにバタバタしていた頃より意識がしっかりしています。

書き終えるまでは、「これが書ける」とどんな原稿にも自信がない。
いつだって初心で、だから挑んで、確証のないこの営みをまっとうする。

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